妻の使用しているVistaマシン(Pentium4 2.53GHz 768MB)のメモリを増やして1.5GBにしてあげようと購入したメモリが不良品でOSハング->再起動というのを繰り替えしていたら起動しなくなってしまいました。まあ、Pentium4にVistaというのもきついだろうとNEC Express 5800/110GdにVIstaをインストールして妻用のマシンとしました。
Pentium4のマシンのメモリは初期不良ということで交換してもらえたのでUbuntuを入れて自分用のマシンとしていたのですがやはりパワーが足りない(ような気がした)のでNEC Express 5800/110Gdの後継機であるNEC Express 5800/110Geを購入しました。
基本的ににはNEC Express 5800/110Gdと変わりないようですがメモリが速くなったのとDVD-ROMではなくDVD-RAMとなっておりその中身はDVDマルチドライブとなっておりDVDを焼くことができます。 詳しくはこちらを見て頂きますが、110Gdと110Geを比較してみます。
> | 110Gd | 110Ge |
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チップセット | インテル 3000(533/800/1066MHz対応) | インテル 3200 (1333MHzまで対応) |
CPU | Celeron D341 | Celeron 430 |
メモリ | ECC付きDDR2-667SDRAM-DIMM(デュアルチャネル対応) | ECC付きDDR2-800SDRAM-DIMM(デュアルチャネル対応) |
グラフィックス | XGI Technology社 Volari Z9s 32Mbメモリ | ← |
拡張スロット | PCIE×8スロット、×4、PCI×2 | ← |
HDD | SATA 80GB | ← |
光学ドライブ | DVD-ROM | DVD-RAM |
110Gdと同様にPCIE×6スロットが無いのでマザーボードまたはスロットの改造が必要です。
Celeron 430でもPentium4 2.53GHzよりは速いようですがなんとなくDualCoreが欲しくてコストパフォーマンスというか出せる金額で一番よさそうなものということでDualCorePentium E5300にしました。メモリは110Gdからとりはずした512Mbを追加して計1GBとしましたが規格が異なるのでデュアルチャンネルでは動作しません。また、メモリ全体の速度も遅いほうにあっているはずです。
音源は110GdにWindowsで動作するSoundBlaster 5.1Vxをいれて残った玄人志向のCIM8738-4CHPCIを110Geにいれました。
ここまでしてUbuntu 8.10 Desktopをインストールして実用になるクライアントPCとすることができました。
110Gdと変わらずPCIE×16スロットが無いのでマザーボードのスロットを削るかグラフィックスボードの端子を削るかしないと普通に売っているPCIE×16のカードは挿す事ができません。まあ、PCIE×8とかPCIE×1とかであれば挿せるのですが高価なうえにほとんど売っているのを見たことがありません。110Gdは比較的高価なグラフィックスボードだったのでマザーボードのほうを削りましたが、今回は安いグラフィックスボードを購入してカードの端子を削ってみることにしました。
秋葉原を徘徊したところDIAMOND HD2400 PROというボードが2980円で販売されていてまあ許容範囲だったので購入。家に帰って動作確認もせずに100円ショップで購入したダイアモンドヤスリで端子をけずりました。作業自体は数分で完了し110Geに装着して電源を入れたところ縦縞が映るばかりで正常に動作しません。試しにスロット削りをした110Gdに挿しても同じ状態であえなく失敗となりました。初期の動作確認をしていないので初期不良かもしれませんが既に改造してしまったのでゴミ箱行きとなりました。
そんなこともあり2枚目のカードを買うことも無く内臓グラフィックスで使用していましたが可も無く不可も無くと言ったところで実用には問題ありませんでした。
しばらくしてHP ML115G5というPCIE×16のついた格安サーバ機を購入して同様にクライアントとして使ってみたところ内臓グラフィックスが110Geに比べても非力で実用にならないのでこれまた安い玄人志向のRH2400PRO-LE256Gというカード削りをして動作しなかったカードと同じチップの載ったカードを購入しました。こちらはカードを削るわけではないのでそのまま実装して動作しました。
もしかしてと思いこのカードをスロット削りをしてある110Gdに挿したところ正常に動作しました。そこで、ML115には別のカードを買うことにしてRH2400PRO-LE256Gの端子を削って110Geに挿したところ110Gdと同様に正常に動作させることができました。ところがUbuntuが内臓グラフィックスでセットアップされていたのでXwindowが立ち上がらず真っ黒画面となってしまいます。ネットでしらべてRadeonシリーズのX-Serverパッケージを手動でインストールしてなんとかXwindowも起動させることができました。安価で一昔前のチップを実装したカードですが内臓グラフィックスとは比べ物にならないくらい速くなりました。ただし、動画を見るとちらつくようになってしまいましたなんでかなあ。。。。