OpenSolarisを使っていたのですが、Eclipseが動かないなんて事になりました。もともと、eclipse.orgで配布しているのが、Windows版、Mac OS X、Linux版でSolaris版はありません、Solarisポート版を見つけたのでインストールしてみたのですが動作しませんでした。調べてあれこれすれば動くのかもしれませんがそこまでするるならLinuxで良いじゃんということになりLinuxをインストールすることにしました。
Linuxにはいろいろなディストリビューションがありどれをインストールするか迷うところです。ディストリビューションは異なってもインストール手順は同じで、サイトからCDやDVDのブートイメージをダウンロードして作成したCD、DVDで起動するとインストーラが立ち上がるのでインストーラの指示に従いインストールします。インストーラはそれぞれ異なるのですが、大体以下の指定をする事になります。
インストールするハードウェアは以下の通りです。
CPU | Pentium Dual-Core E2180 | Memory | 2Gbyte | Graphics | Radeon HD2600XTpro(スロット削りにて装着4Xで動作) | その他 | NEC Express5800/110gdに準拠 |
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用意されているパッケージの数が一番多いということでインストールしてみました。主要部分のみを含み、その他は必要に応じてネットワークからダウンロードするというネットワークインストール用のCDイメージからCDを作成して起動するとXWindowベースのインストーラではなくコンソールのインストーラが起動されました。インストールは無事完了しましたがXWindowが立ち上がらずコンソールとなりました。調べてみるRadeon HD2600のベンダーであるATIがバイナリで配布しているドライバがあったのでダウンロードしてインストールして再起動すると無事Xwindowが起動してGNOME環境が使用できました。Xwindowは立ち上がったものブラウザのスクロールや、移動が非常に遅く実用になりません。ドライバのインストールログをみると”カーネルモジュールのインストールに失敗しました”との事でうまくドライバが入っていない模様でした。
グラフィックスドライバの記事を検索していたら”ATIがLinux用のドライバをSUSEプロジェクトと共同で開発”のような記事がヒットしたので、openSUSEならRadeonのドライバと相性が良いのではないかとインストールしてみました。こちらは、4.6GのDVDイメージをダウンロードしてDVDを作成して起動しました。GUIのインストーラが起動してインストール完了。再起動するとこれまたXwindowが起動しませんでした。Debianと同じドライバをインストールするとXwindowが起動してGNOME環境が使用できましたが、スクロールやウィンドウの移動は、Debianと同じような感じで使い物になりませんでした。Debianと異なるのはインストール後にパッケージの更新のお知らせが表示され簡単にインストールできました。また、GNOME環境もopenSUSE用になっているようでDebianのGNOMEとは使い勝手が事なりました。
さてどうしましょうかやっぱりLinuxをデスクトップで使うのは無理があるのでWindows VISTAを買わなきゃダメなのかと思いつつLinuxのディストリビューションを調べ直したら一番多くインストールされているのはUbuntuであるという記事を見つけました。ちなみに2位はSUSEで伸び率では1位だそうです。そんならUbuntuにしてみるかと日本語ローカライズ版のCDイメージから作成したCDで起動。GUIのインストーラが起動してインストール完了。再起動するとXwindowもそのままで立ち上がりスクロール、移動もスムーズで満足と思ったら、さらにベンダー作成のドライバが使用できますとの事でした。そこで使用する設定にしたらウィンドウを開くときとか閉じる時等にアニメーション的な効果までつくようになりました。まあ、これは余計ですがそんな無駄な動作をさせてもストレスが無いということは、Graphicsカードの性能が十分に発揮されているということでしょう。こちらもSUSEと同じようにパッケージの更新お知らせ機能があり、簡単に更新のインストールができます。昔からのUnix使いとしては、何でもrootになって作業したくなりますがUbuntuにはそのような事はせずsudoというコマンドでrootの作業をするということでちょっと違和感を覚えますがしばらくは、Ubuntuでいきます。