スプートニクの恋人

本は通勤途中にいつも流して読んでいるので内容について深く考察するような事はないのですがこの小説は最後の部分が”皆さんのご想像にお任せします”的な終わり方なので気になっています。
自分的には、途中の話は考えずに”すみれ”からの電話は本当で再度電話がかかってきて再開できるという事で良いのではないかと思ったりします。ネットで別の人の書評を読むと”すみれ”が帰ってくるという意見が多いですね。不思議と”僕”があっちの世界に行ってしまうという人はいないようでした。まあ、”すみれ”が苦労して帰ってきたと言っているからこっちの世界が正しいのかもしれません。
村上春樹の小説のなかでも”このあとどうなったんだべ?”と考えるような作品は少ないのではないでしょうか。